QGISの地図帳機能を使って
帳票を出力する作業をアルバイトさんにお願いするために
シンプルなテンプレートデータを作りました。
ベクタデータの属性テーブルから各種の情報を呼び出して
プリントコンポーザ図面内の要素として出力する、という手順を
テンプレートをいじって覚えていただこうということです。
いまのところアルバイトさん2人しか使わないのも
なんだかもったいないので興味のある方はここからダウンロードして
お試しくださいませ。
とりあえず動かすには以下の手順で操作してみてください。
なおこのテンプレートですが Windows かつ QGIS2.4 でのみ動きます。
(MacだとHTMLの記述を行うところが機能しません…
詳しい方なぜだか教えていただけるとうれしいです)
1) 解凍した atlas_sample フォルダをC:\temp\に保存する
(“そんなとこイヤ”というかたはとりあえずどこかに保存して進めてくださいね)
2) QGISを起動しタイルレイヤプラグインをインストール
プラグイン→プラグインの管理とインストール
→TileLayer Pluginを選択→プラグインのインストール
3) タイルレイヤプラグインの設定を行う
web → タイルレイヤプラグイン → タイルレイヤを追加する
→ 設定 → 外部レイヤ定義ディレクトリ
→ 同梱している “tile_info” フォルダを指定 → OK
4) atlas_sample.qgs を開く
5) プリントコンポーザを開く
プロジェクト→コンポーザマネージャ→atlas_sampleを選択→表示
++++”そんなとこイヤ”なひとはここを変えてね+++++
現場写真と書かれている場所の下にある
“ここをクリック”をクリック→右側にある”アイテムプロパティタブ”を開く
ラベルのメインプロパティ内4行目の
C:/temp/atlas_sample/pic/とあるところを
保存した場所(ex. D:/hoge/atlas_sample/pic/)へと書き換えてください。
++++++++++++++++++ここまで++++++++++++++++++++
6) 地図帳の表示と出力
地図帳→地図帳のプレビュー で出力される地図が表示されます (まだ写真は出ません)
次の地物へをクリックすると場所が変わります。
7) 地図帳をPDFへと出力する
地図帳→地図帳をPDFへと出力する
→出力場所とファイル名を指定→保存 (ここでやっと写真が表示されます)
なお 背景図として 国土地理院 地理院タイル 標準地図 を利用しています。
注意:写真はあくまでサンプルデータであるため現場の状況とは一致していませんよ!
ざっくり内容を説明すると…
++データの構造++
・仮想の調査地点を示すベクタデータ(ポイント)(sample_location.shp)
・調査地点番号と対応したCSVテーブル(loc.csv)
の2つのデータのみです。
「sample_location.shp」に「loc.csv」を
地点番号をキーに結合させて使用しています。
++地図帳を使うには++
プリントコンポーザ画面の右ペインにある「地図帳の作成」 タブを開いて
・地図帳の作成にチェックを入れる
・被覆レイヤに調査地点レイヤ(ここでは sample location)を指定する
→地図帳ツールではこれを中心に配置するように表示が切り替わります。
++属性フィールドの情報を図面に挿入するには++
・ラベルを追加してプロパティの操作を行う
→緯度経度など図上の各アイテムを触って「アイテムプロパティ」
のラベルのメインプロパティを表示させてみてください。
直接そこに書き込む or 式の挿入を利用して
画面表示要素を作成できます。
→写真の挿入については
++”そんなとこイヤ”なひとはここを変えてね++を参照してください
かなりテキトーな説明ですみません。
ではでは。
こんにちは。中標津のmakinoです。
この機能は便利ですよね。
良いこと、悪いことに活用しています。
PDF出力した後じゃなくても、最初から写真が表示されれば、なお良いんですけどね。
「被覆レイヤを隠す」もメインにきている被覆レイヤは表示して、それ以外は非表示にできる機能があれば最高なんですけどね。
農家さんごとの圃場図の帳票を作るときに他の農家さんの圃場は非表示にしたいなんてことがあるので。
良い方法、知りませんか?