GIS/RS knowledge base
ArcGIS

Ⅰインストール

上記の項目の詳細は以下のドキュメントのGetting startedを参照してください。
Arc Hydro Tools 1.4 - Tutorial.pdf

ⅡDEMの下処理

  1. DEMのフォーマットを変換する
    • 各種のラスタデータフォーマットからESRIGRIDデータ(32bitFLOAT)へと変換する
      ArcCatatalogを開きラスタデータを右クリック→エクスポート→ラスタを他の形式に変換
      (オプションのピクセルタイプを32bitFLOATに指定する)
  2. Level DEM(湖のDEMをならす作業)
    • 必要なデータ
      • DEMデータ
      • 湖ポリゴンデータ
        "None"だと湖面の標高がすべて0mになる
        湖沼ポリゴンデータに入力されている湖面標高属性を指定してやると良い感じ
  3. DEM Reconditioning(河川ポリラインデータ位置とDEMの谷部が合致するようにDEMを修正する処理)
    • 必要なデータ
      • DEMデータ
      • 河川ポリラインデータ
        どうやら以下に示す処理をしているようだ
      1. 河川ポリラインデータが分布しているところの標高を極端に低くする(穴を掘るイメージ)
      2. 周辺地域を緩やかに河川ポリラインデータ方向へと傾けさせる(スムージングする)
        注意1:河川ポリラインのクリーニング(農用水路を除く,ループを消す,など)をしないと変な流域ができる
        注意2:"ラインの接合"等を行って合流点(ノード)間を1つの河川区間フィーチャ(アーク)で接続するようにデータの加工が必要
  4. Build Wall(解析対象外の地域を,DEMから除いてしまう処理)
    流域の外側はもちろん内側にも対象外地域の設定が可能
    • 必要なデータ
      • 上記の修正を行ったDEMデータ
      • outer/inner wall data(ex.対象水系の流域ポリゴン)
        →この処理を行う理由
        ・このあとのFill SinkやFlowAccumulationの処理時間短縮
        ・Stream Definitionを行う際のフィーチャ数制限対策
  5. Fill Sink(DEMの窪地を埋める処理)
    • 必要なデータおよび入力パラメータ
      • 上記の修正をおこなったDEMデータ
      • Fill Threshold(埋める窪地の深さの上限 ex.10mの深さの窪地は埋める)
        →浅目に設定すると流路が切れ切れになってしまうので、深めに設定またはFill Allのほうがよいかも

ⅢDEMから流路を抽出

  1. Flow direction (各セルにおける落水方向(方位角)を格納したラスタデータを出力)
    • 必要なデータ
      • 下処理済みのDEM
  2. Adjust Flow direction in Lakes(湖上での落水方向の補正)
    • 必要なデータ
      • Flow Directionラスタ
      • 湖沼ポリゴン
      • 河川ポリライン
  3. Flow accumulation(累積流量ラスタの出力・・それってなに?)
    • 必要なデータ
      • Flow Direction(湖上での補正済みのもの)
  4. Stream definition (ラスタ形式の流路を抽出する)
    • 必要なデータおよび入力パラメータ
      • Flow accumulation データ
      • 抽出する河川の規模を指定する(流域面積XXm2以上(セル数でも指定できる)の河川)
  5. Stream Segmentation (合流点間の区間に一意のIDを与える処理)
    • 必要なデータ
      • Flow Direction ラスタデータ(湖上での補正済みのもの)
      • Stream Definition ラスタデータ

Ⅳ流路の上下流接続関係を定義する処理

  1. catchment Grid Delineation(河川区間毎に流域界を定義する処理)
    • 必要なデータ
      • Flow Direction ラスタデータ(湖上での補正済みのもの)
      • Link Grid
  2. Catchment Polygon Processing(各流域の連結性の情報を付与した流域Polygonデータの出力)
    • 必要なデータ
      • Catchment Grid
  3. Drainage Line Processing(各河川区間の連結性の情報を付与した河川Polylineデータの出力)
    • 必要なデータ
      • Stream Link Grid
      • Flow Direction ラスタデータ(湖上での補正済みのもの)
  4. Adjoint Catchment Proccessing
    • 必要なデータ
      • Drainage Line
      • Chachment(Polygon)

流域界の出力

(編集中)河川データの下処理

  1. Assing Hydro ID
    • 河川ポリラインにIDを振る
  2. Generate From/To Node for lines(河川フィーチャ間の連結関係を属性として与える)
    • これについてちょっと問題発生
      FIDが1000を超えるとフィーチャにFrom/ToNODEが付与されない なぜだろう?
  3. Assign stream slope(河床勾配を定義する作業→河川の流下方向を判断するためのものかな)
    • 必要なデータ
      • DEMデータ
      • 河川ポリラインデータ(From/To Node属性を付与したもの)
  4. Burn stream slope(河床勾配ラスタを作成する処理)
    • 必要なデータ
      • Assign stream slope作業を行った河川ポリラインデータ

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